一度しかない人生です。当然のことながら同じ一生を過ごすのに楽しく過ごすかどうかは、ひとりひとりにとってきわめて大切なことと考えます。
そのさい、喜怒哀楽という感情のうち、どこにウェイトを置いて毎日を送るかが重要な意味を持ってきます。
喜びと楽しみの毎日を送るか、怒りや悲しみの気持ちで過ごすか、その積み重ねにその人の一生が分かれます。
人生を楽しむ上で呼吸法が大きな意味を持ってきます。肺の中には呼気と吸気と残気があります。「吐くのは人の気、吸うのは天の気」といいます。
思い切り呼気を吐き出すことによって吸気は自然に入ってきます。呼気が多くなれば残気は少なくなり、それによって肺の中に新鮮な空気がより多く入ってくることになるのです。
喜びと悲しみの感情がミックスすると笑いが生まれます。笑っているとお腹が引っ込んで深呼吸をしている状態になります。逆に、怒ったり、悲しんだりしている時にはお腹が出ています。つまり深呼吸をしていない状態になるのです。
歌うことも笑うことと同じ効果があります。日常生活に笑いと歌をとり入れることで、その人の人生が明るく楽しくなるはずです。
さらに、そのさいに少しでも多くの友人と趣味を持つことが楽しさを増幅します。
また、他人と接するさいに笑いを取り入れるとよいと思います。「鏡は先に笑わない」といいます。自分の方から相手にほほえみを送ることが大切なのです。
最初は洗顔などの時に鏡にほほえみかけてみるのもよいでしょう。そして、意識しなくてもほほえみが送れるように習慣づけましょう。
「笑う門には福来たる」「泣きっ面に蜂」
昔の人はうまいことを言っていると思いませんか。 |